楓(TENO-HIRA)日記2

Ｆａｃｅｂｏｏｋやインスタでの投稿が主になってしまって、こちらでゆっくり綴るのはお久しぶりになってしまいました。
てのひら縁日、koyairo-storyと私の中では夏からずっといろいろ続いていました。
また秋もいろいろな催しがあって一つ一つを目標に、それに向けてテーマを決めて準備していくのは大変なこともあるけれど
それ以上に楽しいことも沢山あって、やることがなくならないというのはある意味幸せなことだなあと思う日々です。

この私たちののんびりとした日常から見たらバタバタした最中にも店にはいろいろなことがありました。

店の南側の窓から見える庭の木に鳩が巣を作りました。
昨年も同じころだったでしょうか？やはり鳩がやって来ていたのですが台風の日の次の朝にはいなくなってしまいました。

同じ巣を覚えていたのかどうかは分かりませんし、正直個人的に鳩はどちらかというと苦手なのですが、
毎日毎日その場所でただ雛をかえすためにじっとしている鳩が今年も気になって見守り続けていました。
今年の台風の後もその場にいて巣を守り続けていた鳩にちょっと安心したりして。
鳩の雛は巣立つまでもなかなか確認することはできないのですが、雨の日も風の日もただただその巣を守り続ける鳩に
なにか教えられているような気がしました。
イベントが終わった今週、親も子も気持ちよく？巣立っていったようで、いろいろな意味でほっとしています。

そしてランニング途中にとお立ち寄りいただいたあるお客様は聞けば弟家族が暮らす土地のすぐ近くから半年ほど島田にいらっしゃっている
ということ。それだけでもなんだか親近感がわいたのですが、島田の良さをいろいろお話しくださって、住んでいると気づかない、いや気づいているけれど当たり前に過ごしていることが宝物だということを教えてくださいました。「今までいろいろな土地に半年づつくらい暮らしているけれど、島田は第2の故郷にしたいくらいいいところだね」と。

「このお店に立ち寄ってよかった。一期一会の出逢いだね」と言ってお帰りになったお客様。とてもあたたかな気持ちになりました。

鳩もそんな気持ちで庭の木に巣をつくってくれていたのならとふと思ったり。

そして久しぶりにご来店いただいた介護のお仕事をされているお客様。利用者さんはみんな自分より年上なのに自分がやることに
いつもありがとうと言ってくれて、本当に頭が下がるというお話。認知がある方でもそういう言葉は忘れることなく自然に出てくることに
心から尊敬すると、自分もその歳になったら若い方にも感謝の気持ちを言える人になりたいというお話を本当に純粋にお話ししてくださいました。私よりずいぶん年下のお客様ですが相手を敬いお仕事をされている姿が素敵だなあと響きました。

日々いろいろなことがあるとついつい忘れがちな優しさや強さをこのタイミングで教えられたようなそんな日々でもありました。

そういう気づきを与えてくれる日常の不思議なタイミングや言葉、出逢いに感謝して忘れないように綴らせていただきます。

皆様いつもありがとうございます。

画像は先日のエコパで開催されたkoyairo-storyの片付け時の夕焼け。この夕焼けも心に沁みました。